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だすびほーむぺーじ

団長挨拶

団長・白川悟志のご挨拶


 当団は今世紀の旧ソ連に生きた偉大な作曲家、D. ショスタコーヴィチを中心に活動するオーケストラとして1993年に結成されました。団名の“ダスビダーニャ”とはロシア語で「また会いましょう」という意味であり、ショスタコーヴィチに敬意を払いつつ、団員同士が、また、コンサートに来て下さった聴衆の方々と私たちとが、また会えますようにという願いを込めて、このように名付けました。

 ショスタコーヴィチの音楽は大変すばらしい音楽であり、特に、彼の音楽の持つメッセージ性は、ともすれば心が貧しくなりがちな現代人に対して、どのような苦難の中でも自分を見失うことなく、自分らしく生き抜いていこうという力を与えてくれます。

 しかし、アマチュア・オーケストラでショスタコーヴィチを演奏する機会は稀です。曲の難しさや編成の大きさ等、演奏上の理由もさることながら、彼の音楽の難解さゆえに、いわゆる“ショスタコ嫌い”の人が多いということも大きな理由だと思われます。そのようなアマ・オケ界の現状の中でショスタコが大好きだ、あるいは、ショスタコってよく知らないけど彼の音楽を少し知ってみたいという仲間が集まって、このオーケストラを結成しました。ですから、私たちダスビのショスタコーヴィチ演奏は、単なるシリーズ的な全曲チクルスではなく、旧ソ連という暗黒の時代を、人間らしく生き抜いたショスタコーヴィチというひとりの“人間”を探り、学ぶという活動でもあります。



 まわりから見れば単なるショスタコ・マニアの暗い集団と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。むしろ数あるアマ・オケの中でも屈指の、明るくて元気のいいオケではないかと自負しております。また、コンサートの回数を重ねる毎に(ダスビ版・曲目解説の部屋を参考のこと)、私たちの目指すショスタコ・サウンドに近づいてきていることに、自信と誇りを持っております。
 かなりテマエミソなオケ紹介ではありますが、皆様も、ぜひ一度(とは言わず何度でも)“ダスビのショスタコ・サウンド”を体験しにいらっしゃいませんか?
 それではコンサート・ホールでお待ちしております。


《一部、大阪弁バージョン》

 外から見ると、アホみたいにショスタコば〜っかしやってる、むっちゃ暗い連中やと思われてるんとちゃうかな〜、と思うんやけど、そりゃちゃいます。世の中にはアマ・オケも腐るほどあるらしいですねんけど、ほんでも、明るさと元気の良さでは、他のオケには絶対負けやしまへん。保証してもええですわ。せやし、コンサートの数、重ねるたんびに(コンサート記録いうのも見てや)、わしらのやろう思うてるショスタコ・サウンドに近づいてきとるな〜、思て、誇りに思うてるくらいですねん。
 ちょ〜っとテマエミソなオケ紹介になってしもうたかな〜、っちゅう気もしますけど、みなさん、ぜひいっぺん(ちゅうて、ホンマにいっぺんだけ、いうオチはやめてや)“ダスビのショスタコ・サウンド”を聴きに来はりませんか?え〜体験できまっせ〜。ぜ〜ったい、損はさせまへんって。
 ほな、コンサート・ホールで首なが〜くして待ってますわ。

オーケストラ・ダスビダーニャ団長 白川悟志