指 揮/長田雅人(常任指揮者)



1962年山梨県甲府市生まれ。
 東京音楽大学を経て、桐朋学園大学において指揮を学ぶ。指揮法を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、紙谷一衛、オラフ・コッホの各氏に、ピアノを森田桂子、佐瀬道子、霧生雅江、音楽理論を有馬礼子、ファゴットを霧生吉秀、菅原眸の各氏に師事。
 在学中より東京室内歌劇場、NHK制作テレビオペラ、JMJ等において副指揮者として研鑚を積み、ボリショイ歌劇場日本公演、ウィーン国立歌劇場日本公演の日本側スタッフとしても参加した。
 1990年よりウィーンに留学。ミュルツツーシュラーク(オーストリア)において開かれたマスタークラス『20世紀の音楽』に参加。R・シューマッヒャー氏に師事し、ミュルツタラーカンマーアンサンブルを指揮。ウィーンで開かれたマスターコースにおいてはK・エスタライヒャー教授に師事した。

1991年帰国以来、青少年音楽祭JMJマンドリンオーケストラ、東京室内歌劇場、仙台フィルハーモニー、札幌交響楽団を指揮。東京室内歌劇場においては、これまでに若杉弘氏のアシスタントを務めた他、「魔笛」、「ロング・クリスマス・ディナー」等の公演を指揮。また、なかにし礼氏による脚本、演出、三木稔氏作曲、オペラ「ワカヒメ」、「静と義経」の世界初演の副指揮者を務める。
 1994年3月、フランスのドゥーエ市において開かれた「第8回若い音楽家のための国際コンクール・指揮部門(審査委員長/ジョルジュ・プレートル氏)」において入賞。
 これまで札幌交響楽団、仙台フィルハーモニーをはじめ、熊本交響楽団、KTS(鹿児島テレビ)室内オーケストラ等、各地のオーケストラを指揮。また、1995年よりミュージカルの活動も加え、東宝制作ミュージカル「シー・ラヴズ・ミー」の日本初演以来1998年までの、帝国劇場、中日劇場、飛天、青山劇場の全公演を指揮。1999年3月、4月、東宝制作ミュージカル「南太平洋」青山劇場での全公演を指揮した。また、2001年3月、山梨県増穂町においてオペラ「智恵子抄」を指揮した。

2003年12月、ラトビア女性作曲家ルーツィア・ガルータ作曲、カンタータ「主よ、あなたの大地は燃えている」を品川教会にて日本初演(合唱・コリス・ゼメス)。2004年2月1日、作曲家伊福部昭氏文化功労者顕彰祝賀コンサートにおいて、芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカを指揮した。
 1993年より世田谷フィルハーモニーの副指揮者を務め、1998年4月より音楽監督に就任。ショスタコーヴィチの全交響曲に取り組み、演奏会プログラムをショスタコーヴィチの作品で並べるオーケストラとして注目されるオーケストラ・ダスビダーニャにおいては、1993年の第1回公演より全公演の指揮を務めている。そのほかに、相模女子大学管弦楽団指揮者、なごや歌劇団音楽監督、東京アカデミー合唱団指導者、昭和女子大学オープンカレッジ講師等を務める。


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