オーケストラ・ダスビダーニャ
男声合唱団員募集 テナー・バス

『極東の歌』の男声合唱団編成に向けて

演奏曲目
ショスタコーヴィチ
映画『ヴォロチャーエフ要塞の日々』の音楽より第4曲『極東の歌』

本番
オーケストラ・ダスビダーニャ第12回定期演奏会
2005年2月13日(日)昼公演(朝リハーサル)
東京芸術劇場大ホール(池袋)

参加要項
経験不問、参加費不要
全ての練習に出席できない方も、こちらにお問い合わせください。

練習日程

1/22(土) 6:00〜9:00 合唱練習/指導:浅井隆仁 江東区総合区民センター公会堂
1/29(土) 1:00〜5:00 合唱練習/指導:浅井隆仁 ユートリヤ(すみだ生涯学習センター)ホール
6:00〜7:30 オケとの合同練習/指揮:長田雅人 江東区総合区民センター 公会堂
2/6(日) 1:00〜5:00 合唱練習/指導:浅井隆仁 みどりコミュニティセンター 多目的ホール
6:00〜6:30 オケとの通し練習/指揮:長田雅人 森下文化センター多目的ホール
2/12(土) 1:00〜5:00の
中の一部
オケとの最終チェック/指揮:長田雅人 森下文化センター多目的ホール

江東区総合区民センター 公会堂
(都営新宿線/西大島)
森下文化センター多目的ホール
(都営新宿線、都営大江戸線、半蔵門線/森下、菊川、清澄白河)
ユートリヤ(すみだ生涯学習センター)ホール
(東武線/曳舟または東向島、京成線/京成曳舟)
みどりコミュニティセンター 多目的ホール
(JR総武線/両国)

上記練習に先立って、年内から、自由参加の勉強会等を設けたいと思います。
お問い合わせ頂いた方には、随時詳細をお知らせ致します。

【お問い合わせ】

電子メール chor-info@dasubi.org

極東の歌

スパスクの襲撃の夜は、
ヴォロチャエフスクの日々は、
物語の如く、魅惑的な炎の如く、
今なお残っている。

将軍どもを撃滅し、
司令官どもを追い払い、
太平洋の海辺で
我が軍は進軍を止めたのだ。

『極東の歌』の男声合唱団編成に向けて

 この度、私たちは、2005年2月13日(日)のコンサートで演奏致します、ショスタコーヴィチ作曲/映画『ヴォロチャーエフ要塞の日々』のための音楽に出演して下さる男声合唱団員を募集致しております。

     

 「ヴォロチャーエフ要塞の日々」は1937年、世界中が戦争へと向かい始めた頃のソヴィエトで作られた映画で、1918年のシベリア出兵(ロシア革命による社会主義国家の出現に脅威を感じた日本政府が、シベリアに兵を出した事件)で死闘が繰り広げられた極東の小さな町、ヴォロチャエフスクが舞台となっています。この映画のための音楽をショスタコーヴィチが担当したのですが、私たちが演奏するのは、コンサート用に編まれた4曲から成る組曲です。
 この度募集致します男声合唱は、組曲のフィナーレ、『極東の歌』に登場します。わずか24小節、時間にしてたった1分の歌ですが、ロシア革命の時代に実際に歌われていた義勇兵の革命歌がほぼそのままの姿で使われていて、映画音楽の分野でも多くの名作を残したショスタコーヴィチによって、より渋く、祖国ロシアのために命を懸けて闘う義勇兵たちの哀愁を余すところなく写し出したドラマチックな音楽に仕上げられています

 

 この曲のCDは、シャンドスという外国レーベルから、シナイスキー指揮/BBCフィルハーモニー管弦楽団の1枚(「ショスタコーヴィチの映画音楽 2」CHAN10183)だけが出ていて、「世界初録音」と記されています。ところが、このCDには、肝心の『極東の歌』が入っていません。この曲の演奏記録を詳しく調査したわけではありませんが、もしかしたら、今度の私たちの演奏が、合唱付フィナーレ『極東の歌』の入った完全な形での世界初演になるかも知れません。私たちは、選曲の際にかの市販CDを聴いて、『ヴォロチャーエフ要塞の日々』を全3曲の組曲のつもりでプログラムに加えました。後日、楽譜が届いて初めて合唱付のフィナーレがあることを知り、そして、このフィナーレをどうするかを話し合いました。今から合唱団を編成することは、決して容易ではないからです。
 CDのようにフィナーレを省いて演奏しても、曲想的には違和感はありません。あるいは、フィナーレを純オーケストラ曲に編曲しても、十分聴くに耐えうるようにも思えました。でも、フィナーレ『極東の歌』の"闘う男たちの背中"を表現するには、ただ聴いていて違和感がないだけではダメ、どうしても、男声合唱特有の力強く深い音色が必要だ、という結論に達したのです

 どうか、私たちの熱意を感じ取って頂き、興味を持たれた方は、ぜひぜひお問い合わせ下さい。経験不問、参加費不要です。何とぞ、よろしくお願い致します。

オーケストラ・ダスビダーニャ
合唱団編成責任者 白川悟志

指導者 浅井隆仁先生の御紹介

 バリトン。東京音楽大学声楽専攻(オペラコース)卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所第41期マスタークラス研究生修了。第73回日本音楽コンクール第3位、国際モーツァルト・コンクール派遣者選考演奏会2001優勝、第12回奏楽堂日本歌曲コンクール第2位等、多くのコンクールで上位入賞歴を持つ。平成15年度文化庁新進芸術家海外留学制度研修者として、ドイツ国立カールスルーエ音楽大学へ留学、リート科に所属し白井光子、ハルトムート・ヘルの両氏に師事。現在、二期会会員、日本演奏連盟会員。『フィガロの結婚』、『魔笛』、『椿姫』等のオペラ、第九、『カルミナ・ブラーナ』等の交響作品、宗教曲のソリスト、ドイツ・リート、日本歌曲…とレパートリーは広く、野心的な活動を繰り広げる若手。
 オーケストラ・ダスビダーニャでは、ショスタコーヴィチの交響曲第2番『十月革命に捧ぐ』と交響曲第3番『最初のメーデーの日に』という、プロ、アマ共にめったに演奏されない合唱付作品を2曲取り上げた際、合唱未経験者を多く含む"コール・ダスビダーニャ"の指導者陣の一人として情熱的に御指導頂き、"無謀"ともささやかれたコンサートを成功に導いて下さった。